KOSS SportaPro レビュー 高音質・高コスパの開放型ヘッドホンです

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オンイヤータイプのヘッドホンKOSS SportaProを購入したのでレビューします。

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目次

 KOSS SportaProの外観・特徴

KOSS SportaPro 内容物一覧

KOSS SportaPro 内容物一覧

  • 形式:オープン型
  • 周波数特性:15~25,000Hz
  • 感度:103dB SPL/1mW
  • インピーダンス:60ohm
  • コード:ストレート/1.2m
  • プラグ:3.5mmステレオミニ
  • 重量 62g

金属むき出しの細いヘッドバンド、プラスチックの外装でかなりシンプルですが作り自体はしっかりしていますね。

高級感は特にありませんが、ヘッドバンド以外が黒で統一されていてそこまでダサさはありません。むしろ個人的にはちょっとカッコいいと思います。

ケーブルはKOSS製品らしく細く、プラグはL字というか、への字型です。

なんとこのKOSS SportaProには、超有名な名機KOSS PortaProと同じドライバーユニットが採用されています。

KOSS SportaPro ネックバンドタイプヘッドホン化

KOSS SportaPro ネックバンドタイプヘッドホン化

KOSS SportaProはヘッドバンドの根元部分が90度後ろへ倒せるようになっていて、ヘッドバンドタイプとしてだけでなくネックバンドタイプのヘッドホンとして使うことが出来るのが特徴です。

KOSS SportaPro 折りたたみ可能

KOSS SportaPro 折りたたみ可能

また、ドライバーユニットを内側に倒せるようになっているので、かなり小さくなります。付属の袋にいれて持ち歩くのも楽です。さすがにイヤホンや耳かけ型ヘッドホンにコンパクトさでは負けますが、折りたたみヘッドホンとして気軽に持ち運べますね。

KOSS SportaProの良いところ

軽い

無駄を排除したシンプルな作りということもあり、めちゃくちゃ軽いです。62gしかありません。ちなみに、耳かけタイプのKOSS KSC75 は20g×2です。

軽いので頭が重い感じもなく、快適に聴くことができます。着けているのを忘れそうになるくらいです。

ランニングやウォーキング、ジムでの使用など、運動しながら着けるのにも良いと思います。KOSS SportaProはドラマーの人にも定番のヘッドホンです。

KOSSのPortaProと同じドライバーユニットで音が良い

有名な定番ヘッドホンKOSSのPorta Proと同じドライバーユニットを使っているようです。

低音が強めのドンシャリ傾向の音でかなり迫力がありますね。音楽のジャンルを問わず使えるヘッドホンだと思います。ゲーム、テレビやYouTubeなどの普段遣いのヘッドホンとしても優秀です。かなり元気の良い音で聴けると思います。

また、多少ドライバーユニットの位置がズレてもあまり音が変わらないのでヘッドホンの位置をそこまで気にしなくていいのもありがたい。

とてもこの価格帯のヘッドホンの音とは思えないレベルですね。もちろん、もともとKOSSの音が好きな人は安心して購入してください。上位機種のPortaProとドライバーユニットが同じなので当然ですが、耳かけ型イヤホンのKSC75よりも良い音で聴けると思います。

安い

Porta Proの半額以下で買えます。この音でこの値段はコスパ最高ですよ。

安く売るため、余分なパーツなどを省いたりしているのだと思いますが、それが軽量化にもつながっているんだと思います。

ネックバンドタイプのヘッドホンとして使える

これが私がKOSS SportaProを購入した大きな理由です。

記事の最初でも書きましたが、このヘッドホンはヘッドバンドを90度まで後ろへ倒すことができます。そうすることで、ヘッドバンド部分が頭に当たらずネックバンドタイプのヘッドホンとして使用することができます。

ヘッドバンドが頭に当たらないので使用中にズレたり、耳に重さを感じたりしてしまうのでは?と少し心配でしたが、全く問題ありませんでした。

ドライバーユニットとその上のスポンジでしっかりと頭に固定されていて、多少頭を振った程度ではびくともしませんし、耳に重さを感じたりすることもありません。

装着感が良い

KOSS SportaProはドライバーユニットが360度グニグニと動くようになっているので、頭に挟むだけで耳に合わせてドライバーユニットが傾いてくれます。

ドライバーユニットの上にも頭を挟んで支えるためのスポンジがついています。ドライバーユニットとスポンジの2つで頭を挟む形になるので側圧も強くなく、イヤーパッドもフカフカでつけ心地はかなりいいですね。何時間も着けたままでも耳が痛くなったりはしませんし、密閉型のヘッドホンみたいに耳が蒸れたりもしませんでした。

個人的には耳かけ型のKOSS KSC75よりつけ心地が自然で楽に感じます。SportaProのふわっと頭を挟む感覚と、KSC75のフックで耳にかける感覚のどちらが好みかという話ですね。KOSS KSC75も快適なのは間違いないのですが、フックの部分が調整不可能になっていて、私にはほんの少しですが耳の裏あたりが窮屈な感じがします。

ただ、自己責任にはなりますが、KSC75のフック部分を力で曲げてゆるめてあげるとKSC75も同等以上に快適になります。

ヘッドバンドで髪型が潰れない

ヘッドホンのヘッドバンドって普通は幅の広いクッションが付いてたりしますよね。

それが原因で、ヘッドホンを使い終わったらヘッドバンドの形に髪が潰れてしまったという経験をしたことがある人は多いでしょう。私がヘッドホンやヘッドセットを使うのがあまり好きではない理由の1つです。

KOSS SportaProは幅1cmくらいの金属むき出しのヘッドバンドなので、髪の毛が押さえつけられてヘッドバンドの形に凹んだりしにくいと思います。ネックバンドとして使う場合はその心配は皆無です。もちろん私はネックバンドとして使っています。

KOSS SportaProの微妙なところ、注意点

ヘッドバンドが短い

KOSS SportaProはヘッドバンドを最大まで伸ばしても頂点からドライバーユニットの中心までの長さが約22cmしかありません。

私はSportaProをネックバンドタイプのヘッドホンとして使うつもりで購入したので問題ありませんが、普通のヘッドホンのようにヘッドバンドタイプとして使うと私の頭の大きさではヘッドバンドの長さが足りず、耳の穴から1cmほど上にドライバーユニットの中心がくる感じになります。

このため、自分の頭の上にしっかりとヘッドバンドを乗せて使いたい人は、自分の頭頂部から耳の穴までの距離を購入前に測ってみるのがいいでしょう。別に頭の頂点にバンドが触れなくていいという人は、ヘッドバンドを少しだけ後ろへ倒すと問題なく使えると思います。ネックバンドにする人は特に気にしなくてOKでしょう。

開放型ヘッドホンのため音漏れする&周りの音は聞こえる

開放型(オープンタイプ)ヘッドホンのため音漏れは普通にします。自宅で使ったり、外を歩いたりする時の使用は問題ないと思いますが、静かな空間で他者がいる時の使用は控えた方がいいですね。電車やバスなどでの使用はやめておきましょう。もし使う場合は音漏れがしないくらい音を絞った方がいいですね。

また、開放型&オンイヤータイプのヘッドホンなので周りの音はよく聞こえます。

周りの音をできるだけ遮断して音楽に没頭したい人には向きませんが、私は開放型のヘッドホンの方が好みですね。密閉型で周りの音が聞こえないタイプのヘッドホンは長時間着けてるとなんか疲れてくるんですよね。

ケーブルの耐久性

KOSSの製品はケーブルが細く断線しやすいと言われていますが、このSportaProも同じく細いケーブルが使用されています。

ケーブルを強く引っ張ったり、力を入れて何度も折り曲げると断線する可能性があるので無理な力を加えないようにしたいところです。

断線してもはんだ付けができればすぐに直せると思いますし、細く柔らかいケーブルのお陰で取り回ししやすいので私は特に気にしていません。そもそも、KOSS SportaProは安いので断線したら買い換えれば良いという考えもアリですね。

着脱式に改造したりする人も多いようです。

ネックバンドタイプとして使う場合の注意

KOSS SportaProをネックバンドタイプのヘッドホンとして使う場合、ヘッドバンドを90度後ろへ倒してしまうと人によっては上を向いた時にバンド部分が首や服の襟に当たってしまいます。

私はヘッドバンドは70度くらい後ろへ倒して、上を向いてもどこにも当たらないようにしています。

最後に

KOSS SportaProをレビューしました。音も装着感もコスパもよく最高ですね。

私はヘッドバンドタイプのヘッドホンはあまり好きではないので、いつもイヤホンや耳かけ型のヘッドホンを使っていました。既に持っていたKOSSのKSC75も耳かけ型で音もかなり気に入って使っていたところ、上位機種のKOSS Porta Proと同じドライバーユニットを使っていてネックバンドタイプのヘッドホンとして使える製品があると知って即購入しました。

ネックバンドタイプのヘッドホンは数が少ないので、このレベルの製品が安く買えるのはかなりありがたいです。すごく気に入ったので予備としてもう1つくらい買っておく予定です。

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