めちゃくちゃ寒いですね。ということで、今年も冬を暖かく過ごすには欠かせないハクキンカイロを引っ張り出してきました。
ハクキンカイロとは
プラチナ触媒とベンジンを反応させて発熱させるカイロです。
使い捨てカイロはどうも
- 温かさが物足りない
- 持続時間が短い
- ゴミが出る
などの理由であまり使わなかったのですが、熱いという噂のハクキンカイロの見た目が気に入り、何となく購入してからは毎年冬にはお世話になっております。
ハクキンカイロの外観と内容物一覧
- 本体
- 火口(プラチナ触媒)
- ベンジンカップ(ろうと)
- フリースの袋
ベンジンは別売りです。SINCE 1923年ってことは100年前からあるってことですか。歴史のある商品ですね。
ハクキンカイロの使い方
- 本体のフタと火口を外す
- プラスチックのろうとみたいなのを本体にセットする
- ベンジンを本体の中の綿に染み込ませる
- 火口(プラチナ触媒)をつける
- 火口のプラチナ触媒をライターやマッチの火であぶる
- 本体のフタをつけ、フリースの袋に入れる
ハクキンカイロの使い方はこんな感じです。ベンジンをこぼさないように気をつけてください。
プラチナ触媒をあぶるのは1~2秒で十分です。プラチナ触媒が燃え上がったりはしないです、火がちゃんと当たっていればOKです。
少し待つと温かくなってきますので、手に持つ、ポケットに入れる、(服の上から)腰や首、お腹に当てるなどしてください。カイロベルトというものも発売されていますので、使ってみるのもいいかもしれません。私は服と服の間にそのまま置いてます。
ハクキンカイロのメリット
めちゃくちゃ温かい
温かいというか、熱すぎて直では持てないレベルです。普通の使い捨てカイロの13倍の熱量らしいです。
直に持つと低温やけどではなく普通にやけどしますので、付属のフリースみたいな袋に入れて使いましょう。袋に入れてやっと使い捨てカイロと同じくらいの温かさまでセーブされる感じです。
ハクキンカイロを首や腰、お腹に当ててるだけでめちゃくちゃ暖かいです。ハクキンカイロとユニクロのヒートテックタイツのお陰で真冬でも外出が苦にならなくなりました。
寒がり、冷え性の人はもちろん、キャンプなどのアウトドアが好きな人にもかなり重宝すると思います。
持続時間が長い
ベンジンを染み込ませる量によって持続時間を調整することができます。最長で24時間くらい温かさが持続します。
使い捨てカイロは少しずつ冷めていく感じですが、ハクキンカイロは温かさが持続します。
何度も繰り返し使える
ベンジンがなくなったら買う、触媒が劣化してきたら替えを買うくらいです。使い捨てカイロのようにゴミも出ないので良い感じです。
ハクキンカイロの微妙なところ・注意点
ベンジンの取り扱いには注意
カイロ用ベンジンを使用してください。
ベンジンの取り扱いには注意してください。火気厳禁です。
綿に染み込ませる時にこぼしてしまったりした時はすぐにライターの火を近づけないようにしましょう。ハクキンカイロ全体が燃え上がってしまうので危険です。
ベンジンの臭いが少しする
ベンジンの臭いが多少します。個人的にはそこまで気にならないです。
外では他人に気づかれることもあまりないと思います。室内で至近距離に人がいると気づかれると思います。
使用するベンジンによって臭いの強さが違うようです。あと、触媒と本体の間に穴を空けたアルミホイルを挟むことでベンジンが外へ漏れる量を減らすという技もあります。
また、ホワイトガソリンやジッポオイルを使うと臭いが少ないようですが、ハクキンカイロは基本的にベンジンで使うように作られているので私はベンジンでしか使っていません。
熱すぎるので火傷に注意
先ほども書いたように、本体がめちゃくちゃ熱くなるので絶対に直に肌に当てないようにしてください。絶対やけどします。フリースの袋などに入れて使いましょう。
火口は絶対に直接触れないようにしましょう。
途中で消すことが出来ない
ハクキンカイロの反応を止めて温かさを消したいと思っても基本的にすぐに消す方法はありません。
火口を外してプラチナ触媒とベンジンが反応しないようにする方法がありますが、めちゃくちゃ熱いのでやめた方がいいです。
あとは密閉された袋に入れて酸素を遮断してしまう方法くらいですかね。不純物が本体に溜まって性能が落ちてしまうらしいので、こちらの方法もやめておいた方がいいでしょう。
自然と熱さが消えるまで放っておくのが一番良さそうです。
プラチナ触媒は劣化してきたら交換が必要
プラチナの触媒は使っていくうちに劣化してきます。あまり暖かくならなくなったなと感じたら交換しましょう。どれくらい使うかにもよると思いますが、私は2~3年に1度交換しています。火口のみで売っています。
最後に
市販の使い捨てカイロに物足りなさを感じている人はハクキンカイロを試してみてください。きっとその熱さと持続時間に驚くと思います。