最近スト6を始めました。初期ウル4以来の格ゲーなのでほぼ10年ぶりです。
デバイスは何を使うかを考えた末パッドに決め、PCやSwitchで使えるゲームコントローラー・パッドとして「Flydigiの VADER 4 PRO」(V4P)を購入しました。
今回は、かなり高性能なのに実売1万円未満という超コスパのおすすめゲームパッドを紹介します。
Flydigi VADER4 PRO 格ゲーやFPSに最適なパッド 入力しやすい十字キー、天面6ボタン、背面4ボタン
今回、購入するゲームパッドの第一条件として「格ゲー(スト6)をストレスなくプレイできるパッド」を探していました。
私は元々レバータイプのアケコン派で、「パッドの十字キーやアナログスティックで格ゲーは無理でしょ…」と思っていた人間だったのですが、少し前から格ゲーのプロでもパッドを使っていることが普通になってきていると知って興味が出てきました。
最初は以前使ったことがあるXBOX360コントローラー(箱コン)で良いかなと思っていたのですが、どうせパッドで格ゲー始めるなら他に何か良いのがないかと、パッドについて少し調べました。
その結果、定番の格ゲー用パッド「HORI ファイティングコマンダー OCTA」と最近勢いがあるっぽい中国系メーカーのパッド「Flydigi VADER4 PRO」の2択に絞り、天面・背面のボタン配置や接続方法の差でFlydigi VADER4 PROを購入することに決めました。
OCTAは懐かしのサターンパッドと同じ天面6ボタンで、格ゲーに最適に見えます。実際、スト6のプロを含め、多くのプレイヤーがファイティングコマンダーOCTAを使っているようです。
しかし、VADER4PROの縦配置の6ボタンの押しやすさも負けていないのではと感じました。CとZが少し下に離れた位置にありますが、これが意外と親指の第二関節をクッと曲げるだけで押せます。横配置の6ボタンよりも親指で添えておける数が多く感じます。ボタンの押し心地もカチカチと気持ちいいです。
ボタンが多いのでLBとLTにパンチやキックボタンを配置しなくても済むのが良いですね。左手でコマンド入力しながらLBとLTを押すのはかなり大変ですから。
背面にボタンがあるのもポイントが高い。私は右手側の1つしか使っていませんが、それでもこのボタンがあるのとないのでは大違いです。
VADER4 PROはとにかくボタンが多いので、RPGをする人にも重宝されるのではないかと思います。
XBOXタイプのゲームパッドで持ちやすい&バッテリーの持ちが良い
VADER4 PROを普通のPCゲームと格ゲーで使ってますが、XBOXの純正コントローラーやSwitchのプロコンと同じような形で持ちやすいです。
ワイヤレス接続なのもありがたい。マウスと一緒で、一度使ってしまうと有線には絶対戻れませんね。私は本を読んだり動画を見ながらエアロバイクに毎日乗るのですが、Switchでワイヤレスコントローラーを使い始めた時からゲームも選択肢に入るようになりました。
充電時間は約2時間、最大使用時間は15時間。15時間も持てば十分です。
十字キー(Dパッド)がめちゃめちゃ使いやすい
VADER4 PROを使って一番感動したところです。マジでこの十字キーの操作性は最高です。
- 十字キー部分にはFLYDIGI自社開発による「8方向ハイブリッドDパッド」を採用
- 高品質なシリコンパッドとタクタイルスイッチによる組み合わせで高速なフィードバック
個人的に、アナログスティックやPSタイプの十字キーでは格ゲーのコマンド入力が苦手(特に2P側)なのですが、このFlydigi VADER4 PROの十字キーはめちゃめちゃ入力がしやすいです。このパッドではタクタイルスイッチが使われていて、カチカチとクリック感があってちゃんと入力されているのがわかって良いです。
何というか、低くて平べったいアーケードスティックを親指で操作している感覚で、違和感がほとんどありません。スーパーファミコンやプレステのような十字キーだと手応えがなくちゃんと入力出来てるのか不安になったり、親指がめちゃめちゃ痛くなったりしてましたが、VADER4 PROでは全く痛くなりません。
パッドは斜め抜けが多いということが結構言われたりしますが、そこも全く問題ありませんでしたね。かなり正確にコマンド入力が出来ていると思います。
昔からレバー式のアケコンじゃないと格ゲーなんてとてもじゃないけどまともにプレイ出来ない人だったのですが、VADER4 PROのおかげでこれからはパッド勢として普通に格ゲーをやっていけそうです。
低遅延でネット対戦でも問題なく使える
Flysyncテクノロジーにより、1msの超低遅延、ポーリングレート1000Hz高速な応答、ワイヤレスでも有線同様の応答性があるようです。
FPSやTPS、格ゲーのようなシビアな反応が要求されるゲームの使用に耐えられる性能です。ワイヤレスのコントローラーって結構ラグいイメージがあったのですが、全く問題ありません。
ボタンやアナログスティックなど細かく設定ができる
振動の強度、キー設定、アナログスティック感度、ジャイロ、トリガーのストロークやマクロの設定が可能になっています。
どのボタンに何を設定するかを細かく決められますし、マクロも設定できるので幅広い使い方が出来そうです。デジタルで絵を描く人には左手デバイス的な使い方もできると思います。
あと、便利だと思ったのはLT、RTをトリガーストップ機能でボタン化することができるところですね。LRののトリガーをスコスコと深く押し込むのは苦手なのでありがたい。
私は十字キーがメインなのでデフォルト設定のままですが、アナログスティックもかなり細かく調整できます。デッドゾーンがどうとか、感度がどうとか、バウンスがどうとか…。FPSやTPSをパッドでプレイする人にもかなりおすすめなんじゃないかなと思います。
キーボードやマウスなどのゲーミングデバイスにもよくある、本体のLEDの光り方なんかも色々設定できます。
コスパが良すぎる
普通に何万とかするアケコン(レバー、レバーレスタイプ)に比べてパッドはかなり安いです。VADER4 PROはこのスペックで9000円くらいでしたし、おそらく使用人口が多いと思われるHORIのファイティングコマンダーOCTAも6000円未満で買えます。
Flydigi VADER4 PROのデメリット、気になったところ
個人的には不満がほとんどないFlydigi VADER4 PROですが、いくつか気になったところはあります。
まず、コントローラーのサイズが少し大きいので、手が小さい人は全部のボタンに指を添えて使うのは無理かもしれません。
私の手は全く小さくないのですが、それでも全部の指をボタンに添えて…という使い方は少し厳しいです。普通は指の独立が出来ていないと思うので、薬指や小指で背面ボタンを押した時に一緒にLRに添えている指も一緒に動いてボタンを押してしまうと思います。
他に気になった点は重量ですね。280gで少しずっしりしています。私にとっては全く問題ない重量ですが、人によっては重いと感じる人もいるかも?
最後に
ずっとパッドで格ゲーはありえないと思っていましたが、今のパッドはかなり進化してますね。Flydigi VADER4 PROは性能はもちろんですが、見た目や持ち心地も良いのでとても満足いく買い物でした。完全に箱コンの上位互換なんじゃないかと感じています。かなりおすすめです。