私は基本的に部屋ではコタツ机(ローデスク)で過ごしているので普通の椅子ではなく座椅子派です。今までいろいろな座椅子を買い替えてきましたが、最終的な結論が出たので記事にしておきます。
量産型のリクライニングチェア すぐ壊れる
まず、一般的にリクライニングチェアと言われて想像できるやつです。
こういう小型のやつから、背もたれを倒すと寝られるくらいの
「◯◯段階リクライニング!」と謳った少し高機能なリクライニングがついたモコモコの大きなものまで、このタイプはいくつも買い替えてきました。
背もたれを倒すと寝られるくらい大きなリクライニング座椅子を始めて使った時はかなり感動しましたね。背もたれを倒したらそのまま寝られるというのは極楽です。特に冬のコタツでの使用は最高です。
残念ながら、このタイプのどれもしばらくするとリクライニング機能が壊れ、中のウレタンもヘタってしまいます。リクライニングが壊れたリクライニングチェアほど悲しいものはありませんよね。ぺたんこになったウレタンから中の鉄パイプの硬さが伝わってきます。
ひどいものだと半年も経たずに壊れてしまっていました。
旅館っぽい木製の座椅子
あまりにもリクライニングチェアが壊れるので、とりあえず背もたれさえあれば良いと思い、旅館にあるような木製の簡易な椅子を試したりもしました。
こういうやつです。最初は「意外と丈夫だし、安物のリクライニングチェアより良いのでは?」と思っていました。
しかし、部屋ではくつろいで椅子の背もたれに少し体重をかけたりしますよね?そうすると、最初はしっかりと受け止めてくれていた背もたれ部分も、結局数ヶ月で根元からバキッと折れます。
テープやボンドで補強したりしても結局最後は折れてしまいます。
そもそももたれかかるように作られたものではないのです。
座布団・クッション
「どうせリクライニングチェアや座椅子は壊れるし、もう座椅子とかクッションを下に敷くだけで良いんじゃないか?」と座布団だけで過ごしたこともあります。
しかし、背もたれがあるとないのでは天と地ほどの快適さに差があります。やはり背もたれは必要だ……
ちょっと高めのリクライニングチェアも……
数千円~1万円くらいの安物じゃなく、もう少し良い座椅子なら造りに違いがあって長持ちもするかも。とちょっと高めのリクライニング座椅子に手を出したりもしました。覚えていませんが、3万円くらいしたと思います。
レバーを使った無段階リクライニング、社長椅子のような重厚感にフカフカの座り心地……最初は今までのリクライニングチェアとの違いに感動していました。
しかし、結局リクライニングの機能は壊れますし、ウレタンはぺたんこになるんですよ。

上の写真のように、リクライニング機能を失って横たわる座椅子をワイヤーで無理やり起こして使っていました。ワイヤーを中の鉄パイプに通して吊り上げているので、さすがに頑丈です。リクライニング機能は失われてしまいましたが、ワイヤーが切れて背もたれがなくなるということはなさそうです。
この補強をした時は「これがリクライニングチェアの最終地点か?」と思いました。
最強に見える補強も完全ではありませんでした。少し高めの座椅子だろうが、中身はただの細い鉄パイプなんですよ。ワイヤーにかかる自分の体重でパイプが溶接部分で折れます。こうなると完全な寿命です。
一応、この高いリクライニングチェアの名誉のために言っておきますが、今まで購入したリクライニングチェア、座椅子の中で1番長持ちしました。それでも金額に見合ってるかと言われると微妙なところです。ワイヤー補強で粘りに粘って7~8年くらい持ったかなという感じです。
ゲーミングチェア・ゲーミング座椅子
ゲーミング座椅子というものが最近は出ていますよね。
正直言うとちょっと欲しいのですが、もう騙されませんよ。上で紹介したちょっと良いリクライニングチェアと同じ結末を辿ることが容易に想像できます。
一生使える座椅子は?
これからも何回も座椅子を買い替えていかないとダメなのか……そう思っていましたが、ようやく答えが出ました。
木製の座椅子を自分で作るのが最強だと。満足できるものがなければやっぱDIYするしかないんですよ。
旅館の座椅子のように体重をかけたら割れてしまうような中途半端な強度じゃなく、一生使えるレベルの椅子を木材なら作れる。
ということで自分で作りました。最高です。
ぶ厚めの木材を使っていて、ジョイント部分には金属プレートで補強もしているのでめちゃめちゃ頑丈です。木材を切って木ネジで止めるだけなので簡単に作れました。
ただ、木製なのでそのままでは背もたれも座面も固くて座り心地はよくありません。
そこで背もたれ部分は
こういうやつをニトリで買ってつけて、座る部分は座布団をひく。
リクライニング機能はありません。少し木材の組み方を工夫したら背もたれの角度を調整できるようにできそうでしたが、シンプルに90度の背もたれの座椅子にしました。
これが私の出した答え。この頑強な木のフレームをメインに、背もたれとクッションを交換していく作戦でいきます。一生使えるはず。