今回は、自転車のタイヤが寿命をむかえて使えなくなったので自分でタイヤ交換をした話です。私はこれまでに何回か自転車のタイヤを限界まで使った末にバーストさせていますので、その経験談も書いておこうと思います。
自転車のタイヤの仕組み
自転車のタイヤってゴムだけじゃなく、何層にもなってるんですよね。そして、そのタイヤの中にチューブが入っていて、そこに空気を入れて膨らませて使います。これがクリンチャータイヤというタイプのものです。普通の自転車はほとんどこのタイプだと思います。他にチューブラータイヤやチューブレスタイヤがあります。
私はスポーツタイプのフラットバーロードと普通のシティサイクル(ママチャリ)の2台の自転車に乗っていますが、両方ともクリンチャータイヤです。
そして、同じタイヤをずっと使っていると、ゴムが擦り減って薄くなってきます。ペラペラツルツルな感じになってもそのまま使い続けていると、中のメッシュの層が出てきたりします。さらに使い続けるとタイヤに穴が空きます。
【パンク】自転車のタイヤが限界を超えるとどうなるのか
タイヤに穴が空くと中のチューブが無防備な状態になるので速攻でパンクします。私のこれまでに経験したタイヤが限界を超えた例を2つ紹介します。
自転車 タイヤの寿命 事例1
- 自転車後輪のタイヤが擦り切れて破れ、穴が空く
- その隙間からチューブが餅のように飛び出してくる
- チューブが出っ張ってるので、タイヤが回転するたびにボコンボコンとなる
- パァン!という音とともにチューブが弾けて完全にパンクする
今までに2回経験しています。自転車で走ってる途中にいきなりガタガタなりだして、めちゃくちゃ大きな音でチューブが破裂したのでびっくりしました。チューブがタイヤの隙間から飛び出してきました。「こんなことあるんだな」と思いましたね。
自転車 タイヤの寿命 事例2
- 自転車前輪のタイヤが擦り切れて破れ、穴が空く
- タイヤの穴の部分のチューブに穴が空く
- 走ってる途中にタイヤ1回転ごとにプシュー!プシュー!とリズムよく空気が抜ける音が聞こえる
- 徐々に空気が抜けていき、完全にパンクする
今回はこれでした。その日は雨が降っていたのですが、雨のおかげで空気がプシューと抜ける様子がよく見えました。スチームみたいな感じ。チューブもボロボロでした。もう何年も使っていたタイヤなので仕方ありませんが、画像の通りかなり消耗していますね。
自転車のタイヤ交換を自分でやる
前輪のタイヤに完全に穴が空いたので、タイヤを交換します。購入したのはPanaracerのタイヤに強いとうたわれているタイプのこちら。手に取った感じからして分厚く、めちゃくちゃ頑丈でパンクしなさそうなタイヤです。
もちろんチューブも一緒に購入して交換しました。これもPanaracer。スーパーチューブというこちらもパンクに強いというモデル。
タイヤ交換自体は何度も自分でやっているので慣れています。
- タイヤを外す
- タイヤレバーを使ってホイールからタイヤとチューブを外す
- リムテープを交換する
- チューブに少し空気を入れてホイールにセットする
- タイヤをホイールに装着していく
- タイヤがチューブを噛んでいないか確認し、グニグニと揉んでチューブをタイヤの中へ入れる
- 空気を入れて最終確認
- タイヤを自転車本体に戻す
人によって手順の違いはあると思いますが、ざっくりとした流れはこんな感じでしょうか。タイヤをホイールにはめるのが固くて苦手でしたが「既にはめた部分をいったん偏らせて余裕を作る」というコツを掴んでからは普通に出来るようになりました。
タイヤ交換後の自転車は乗り心地が全然違いますね。新品のタイヤがすごくしっかりしてるのが分かります。かなり良い感じで快適に走れます。後ろのタイヤももう少しで寿命なので、また近い内に交換しようと思います。
最後に
パンクというと虫ゴムがダメになってるだけということも多いですが、今回紹介したようにタイヤがダメになっていることもあります。パンクしてそのままガタンガタン言わせながら走ってる人をたまに見かけますが、ホイールを痛めたりその他色々よくないことが起こったりするのでパンクしたら大人しく押して歩いて方が良いと思います。
あと、普通に危ないんでタイヤが薄くツルツルになってきたなと感じたら素直にタイヤを交換した方がいいですね。